特定非営利法人 グローイングコーラル

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サンゴによる二酸化炭素の固定

オニカマス

サンゴによる二酸化炭素固定の提案です。

サンゴを増やすと色彩豊かな海中になり、魚やそのエビやカニなど他の生き物も増えます。

豊かなサンゴ礁は、私たちに魚やエビなど豊富な食料を与えてくれます。

サンゴを人為的に育てる事で二酸化炭素を空気中から取り除き、地球の生態系に循環させるのです。

サンゴ礁は二酸化炭素の排出源と考える研究者も多かったのですが、ようやく二酸化炭素を固定する事が理解されました。

この写真は水深16mの場所のサンゴ養殖場の写真です。適切に管理すれば水深20mでもサンゴを育てる事ができます。

地球上には、サンゴを育てることのできる場所がたくさんあります。

サンゴを育てて大気中から二酸化炭素固定を取り除き、温暖化を止めましよう。

沖縄にもサンゴを育てられる場所はいっぱいありますよ。

分かりやすい二酸化炭素固定の化学式

サンゴと魚の結びつき

オニカマス

魚のほとんど居なかった、港で10年以上サンゴを育てた結果です。
そこに住み着いた魚の記録です。

サンゴの無い場所に魚は少ない! この事に、反対意見は聞いた事がありません。

サンゴを育てると魚は、種類、数ともに増えていきます。
なぜかは解かりませんが、とにかく増えるのです。
港の中には、オニカマスを頂点とした生態系が出来上がりました。


このオニカマス君、たまたま撮影できたのではありません。
サンゴを育てている港の中の浮桟橋に住み着いています。
サンゴが無ければ、スズメダイなどの小魚さえいない場所です。
オニカマス君のご機嫌次第ですが近寄っての撮影もできます。

生息している魚種

興味のある方はご覧ください。

サンゴの垂下式増殖法

Hanging gardens of corals

本サンゴの増殖方法は、独創的な技術です。
1998年に、特許を取得しました。

本方法により、オニヒトデやシロレイシダマシなどの捕食動物からサンゴを守る事ができます。

垂下式のサンゴの増殖方法

知っておいて欲しい事

移植場所の様子

移植後2年が経過している写真です。
この場所のサンゴは、ほぼすべて移植したサンゴなのです。

私たちは、この場所を含め、多くの場所でサンゴ移植を手がけました。

移植したサンゴは簡単には死にません

  1. 移植したサンゴが死んだ場合は必ず原因があります。
  2. サンゴ移植はサンゴ礁再生に役立つ技術です。

サンゴ移植を機能的に行うために。

サンゴの苗床

サンゴ移植は、サンゴ礁を復元するためにとても役立つ技術です。
ただ、大規模なサンゴ移植を行うためには大量のサンゴ苗が必要です。

苗床の実例


コンクリート釘を用いたサンゴの移植法

サンゴ移植を行った場所

岩に打ち込んだコンクリート釘にサンゴを結びつける方法です。

水中ボンドを使う移植方法よりも費用が掛かりません。

ただ、大量に釘を打つのは大変な労力が必要です。

釘を使用したサンゴ移植

水中ボンドを使ったサンゴの移植方法

Coral fixed by underwater bond

水中ボンドを使うと、岩場ならどこでもサンゴの移植ができます。
慣れれば、垂直な面でもサンゴ移植ができます。

水中ボンドを使ったサンゴの移植方法

樹枝状の構造物を使ったサンゴ移植法

樹枝状の構造物を使ったサンゴ移植法 いち押しの方法です。

この写真のような樹枝状構造物を使うサンゴの移植方法です。

サンゴを食べる捕食者の心配がいりません。

この構造物で、経済的で労力の掛からないサンゴ移植を行えます。

この方法に関連した2個の特許を取得してあります。

構造物を使用したサンゴの移植方法

大度海岸ハンドブック

大度海岸ハンドブック 糸満市の大度海岸ハンドブック

沖縄県が作製したハンドブックです。

沖縄県の糸満市の大度海岸を紹介しています。

この海岸では美しいサンゴと熱帯魚に会えると評判です。

観光客も多く訪れる観光スポットになっています。

この海岸、ある団体の活動によりサンゴが美しく保たれていたのです。

このような活動です。 大度海岸で見かけたら声を掛けてみて下さい。

子供達によるサンゴ移植

當間学童の子供達

与那原町にある當間学童とサンゴ植え付けをした時の写真です。

大度海岸で子供達とサンゴの植え付けを行いました。

干潮時に背の立つところであれば、どこでもサンゴ移植ができます。

安全管理は万全で行えるのが前提です!

サンゴの増加がもたらす良い効果

サンゴの増加がもたらす良い効果

サンゴを増やすとどういう効果があるのでしようか?

過去に経験した事があるのでお見せしたいと思います。

サンゴが増えるとどうなるか。

技術の進歩

台風の写真

沖縄は毎年、強い台風に襲われます。

台風がくると、植え付けたサンゴがどこかに消え去り、養殖施設が崩壊しました。

しかし、考えてみると過酷な環境が、サンゴの移植と増殖の技術を進歩させてくれています。

過酷な環境に耐えられるよう技術を改良するしかなかったのです。
もし、私たちの技術が必要なら、連絡して下さい。

一緒に潜って、たくさんのサンゴを植えましよう。


What i'm doing? I ask myself.

私のダイビングスタイル。

私は1956年の沖縄に生まれました。
その頃の沖縄は、野生の生き物の楽園でした。
色とりどりの幼魚たちが、家の近くの海にたくさんいました。
きれいなビーチもたくさんありました。
子供たちにとっても楽園だったのです。
小さな手で魚取りをして遊び、家の近くの海で泳いだのです。

この経験が私のサンゴ礁を守る大きな動機だと思います。
私は、
"昔は奇麗だった"と子供たちに話すのが、嫌いです。


今沖縄は、サンゴの無い砂漠のような海が増えています。

"今よりも奇麗な海にして。

"あの頃の海は奇麗じゃなかった"と言いたいのです。

サンゴの保全をすることで、幼かった頃に見た海を再び見てみたいのです。